親友の御曹司が溺愛彼氏になった一夜
そして出来上がった朝ごはんを、テーブルに並べた。

「美味しそう」

「食べて食べて」

一口入れた悠真は、嬉しそうに笑顔になった。

「うん。上々」

「よかった」

私の作ったご飯を、悠真が食べている。

何だか、不思議な気分になった。

「うん、お味噌汁も美味しい」

嬉しそうに食べる悠真の顔を見るだけで、私の心は満たされた。

「食べないの?」

「ああ、ううん。食べる食べる」

悠真と一緒の朝ごはん。それだけで幸せな気分になる。

「ありがとうな、美桜」

「え?」

「俺、何年か振りだよ。こんな美味しい朝ごはん、食べたの」

私はニヤけ過ぎて、箸を落としそうになった。

昨夜のあの甘い一夜が、頭の中に蘇る。

ずっと私の名前を呼んでくれた悠真が、優しくてとろけそうだった。
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