親友の御曹司が溺愛彼氏になった一夜
朝ごはんを食べ終えると、悠真はそそくさと服に着替えた。

「本当はもっとゆっくりしていたいけれど、スーツに着替えないといけないから」

「うん」

そう言えば、今日は仕事がある月曜日だ。

「また会社で会えるな」

「そうだね」

一夜を過ごした後、会社で何食わぬ顔で会うなんて、ものすごくエロい。

「じゃあ、また後で」

玄関でそう言う悠真を追いかけた。

「悠真」

不意打ちに、頬にキスをする。

「美桜……」

「行ってらっしゃいのキス」

へへっと言うと、悠真が私を抱きしめた。

「俺、昨日の夜の事、一生忘れないから」

「大袈裟だよ」

そして重なる唇。

朝から激しい口づけに、ため息が出る。

「好きだ、美桜」

「悠真、私も」

そして悠真は、玄関の外に出て行った。
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