親友の御曹司が溺愛彼氏になった一夜
するどい!梨花。

「あはは。もう悠真ってば、近すぎ」

私はわざと悠真を引き離した。

でも悠真は、逆に私を抱き寄せる。

「俺達、もう親友は卒業したんだ」

「えっ……」

梨花が目を大きく開く。

「えええっ……」

「ちょっと、声が大きい」

私は梨花の口を塞いだ。

「いつの間に?ちょっとやったじゃないの、美桜」

「うん、だから黙っていようね、梨花」

梨花は楽しそうに、うんうん頷いている。

「でもよかった」

彼女は嬉しそうに、涙を零した。

「想いが実ったんだね、二人とも」

梨花があまりにも喜ぶから、私もつい涙が零れた。

私達が恋人になった事を、こんなにも嬉しく思ってくれる人がいるなんて。

奇跡に近いと思う。

私と悠真は、顔を見合わせて笑った。

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