親友の御曹司が溺愛彼氏になった一夜
「もうっ、ずっと好きだったんだから」

「美桜……」

「ちゃんと知って欲しいの」

そう言って、悠真を見つめた。

その時だった。

悠真は私の腕を掴むと、近くの小会議室の中に私を連れ込んだ。

「え?何?」

「騒ぐなよ」

そして、唇を塞がれた。

吐息が混ざる。何度も重なる唇。

「はぁ……」

思わずため息が出た。

悠真とのキスは、何度しても気持ちいい。

「悠真ぁ……」

もっと欲しい。悠真のキスが、もっと欲しい。

すると悠真は私をぎゅっと抱きしめた。

「そんな可愛い事言われたら、放せなくなるだろ」

抱きしめる力が強くなる。

「言っておくけど、片想いだったら俺の方が長いからな」

「え?」

悠真はそっと私を引き離すと、私を見つめた。

「初めて出会った時、一目惚れだった」
< 47 / 69 >

この作品をシェア

pagetop