親友の御曹司が溺愛彼氏になった一夜
「どうしたの?」

尋ねると悠真は、壁に手を付いた。

「なんか美桜の気持ちが分かった気がする」

「え?何の気持ち?」

「俺、美桜が他の男に告白されるのは、許せない」

そう言うと悠真は、ゆっくりと私を見た。

「美桜、お願いだ。他の男の告白を受けないでくれ」

「ああ、うん。なるべく避けるけれど」

もちろん、相手の度合いにもよるのだろうけど、佐伯さんみたいな本気の告白は、もう受けたくない。

何だって私には、悠真がいるんだから。

「美桜、俺意外と嫉妬深いかもしれない」

「あはは。大丈夫だよ」

そして悠真は、私をぎゅっと抱きしめてくれた。

「今夜、泊まりに行くから」

「……うん」

「美味しいもの食べて、それから……」

悠真は私の耳元で囁いた。

「一晩中抱き合おう」

私はうんと頷いた。
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