親友の御曹司が溺愛彼氏になった一夜
「私、悠真と付き合えて、本当によかった」

本当にこれだけは、心の底から言えた。

食事が終わって、私達は悠真の家に帰って来た。

「悠真……」

玄関で悠真を呼ぶと、唇が重なった。

「んんっ……」

壁に押さえつけられ、手の指が絡まる。

こんな悠真、見た事がない。

「はぁ……悠真……」

今度は腰に手を回され、ぎゅっと抱き寄せられる。

「美桜、放さないよ」

「うん……」

そしてそのまま、悠真は私のシャツのボタンを外した。

「悠真、ここじゃあ……」

「だったら、ベッドに行くか?」

真剣な瞳で見つめられて、まるで心まで見透かされているようだった。

すると悠真は、私をぎゅっと抱きしめた。

「ごめん。急ぎ過ぎた」

切ない声。いつもの強気の悠真じゃない。

「美桜のことになると、俺いつも余裕をなくす」
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