親友の御曹司が溺愛彼氏になった一夜
抱きしめられた腕から、悠真の気持ちが伝わってくるようだった。

「やっと手に入ったんだ。これからはずっと一緒なのにな」

その声がなぜか寂しそうに聞こえたのは、なぜだろうか。

「悠真」

私は悠真の唇にキスをした。

「美桜?」

「やっと手に入ったのは、私も一緒だよ」

私は悠真に笑って見せた。

「私達、心配しなくても両想いだよ」

そう言うと悠真も、やっと笑顔を見せた。

「ずっと……一緒にいようね」

「ああ、ずっと。ずっとだよ、美桜」

私達は抱きしめ合うと、お互いの唇を貪った。

「美桜が欲しい」

「私も。悠真が欲しくてたまらないよ」

そう言った瞬間、悠真は私を抱きかかえると、そのままベッドに向かって歩いて私を降ろした。

「ごめん。今のでスイッチ入った」
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