親友の御曹司が溺愛彼氏になった一夜
ふと目を開けると、隣で悠真が腕枕をしてくれていた。

布団の縁から覗く悠真の肌が、しっとりと濡れていた。

手で触れると、ひんやりとする。

「ん?美桜?」

うっすらと目を開けた悠真が、無防備に見えて愛おしかった。

「悠真、気持ちよかった」

そう言うと、悠真は寝ぼけながら笑顔を見せた。

「頑張った甲斐があった」

こんなに男らしい悠真が、私だけの為に頑張ってくれる。

私は特別な優越感に浸っていた。

「ねえ、悠真」

「ん?」

「ずっと一緒にいてくれる?」

そう聞くと悠真は、私を胸元に引き寄せた。

「当たり前だろう。改めて聞くまでもない」

汗でしっとり濡れている悠真の鎖骨が、たまらなくセクシーだった。

ずっと、一緒にいたい。

私は悠真が御曹司だということを忘れるくらいに、彼に溺れ切っていた。
< 60 / 69 >

この作品をシェア

pagetop