親友の御曹司が溺愛彼氏になった一夜
悠真は急に右手を挙げた。

「どうした?悠真」

すると悠真が私の肩を抱き寄せた。

「ここにいる白石が、同席したいと言っています」

「ええっ?」

その瞬間、社長に睨まれた気がした。

ひっ!本気で怖い!

「い、いえ!そんな事は申していません!」

「別にいいでしょう。俺一人じゃ心もとないし」

悠真はじーっと私を見つめる。

一体、何を私に求めているの?

「白石と言ったな」

「は、はいっ!」

社長に呼ばれ、背筋がピンと伸びる。

「君も一緒に、社長室にきたまえ」

「え?えええええ」

社長の命令だと言ったとしても、こんなのは嫌だ。

何を好き好んで、彼氏の見合い話に参加しなければならないのか。

「ちょっと、悠真」

「いいじゃん。おまえだって興味あるだろ」

「ないない!」
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