醜い私が美貌の聖女になったら、危険な恋をして国が滅びた。
「私はもう貴方の姉でもないし、クルーシー侯爵家とも何の関係もないわ。覚えておいて」
エリシアは動揺したようなクリフの瞳をじっと見つめた後、父親を睨みつけた。
エリシアと別れた当時、十歳だったクリフは思ったまま彼女を『気持ち悪い』と突き放したかもしれない。
でも、罪悪感を持っていてくれてはいても、今、彼女の為に何か動こうとはしてくれないのだ。
「売れ残りの女だから聖女となった」、「家出した我儘侯爵令嬢」などといった悪評をしずめようともしてくれない。
エリシアは動揺したようなクリフの瞳をじっと見つめた後、父親を睨みつけた。
エリシアと別れた当時、十歳だったクリフは思ったまま彼女を『気持ち悪い』と突き放したかもしれない。
でも、罪悪感を持っていてくれてはいても、今、彼女の為に何か動こうとはしてくれないのだ。
「売れ残りの女だから聖女となった」、「家出した我儘侯爵令嬢」などといった悪評をしずめようともしてくれない。