醜い私が美貌の聖女になったら、危険な恋をして国が滅びた。
「意地悪、ですか? 私は再来月の結婚式の当初予定されていたお相手について、尋ねているだけですよ」
エリシアの穏やかな声に苛立ったようにパトリスが口を開く。
「君がいなかったから、ラリサ・モンドと結婚する羽目になるかもしれなかった。でも、そんな事は君が気にする必要はない」
あまりにも身勝手な言い分に、エリシアは小さく息を吐いた。
元々ユーイン国王が望んでいたのは、パトリスと同じ歳のラリサ・モンド公爵令嬢との婚姻だ。
モンド公爵家は貴族派の筆頭。
政治的にも、彼女と結婚する方が国にとっては遥かに有益だった。
さらにラリサには、エリシアと同じ歳の兄リオネル・モンドがいる。
エリシアの穏やかな声に苛立ったようにパトリスが口を開く。
「君がいなかったから、ラリサ・モンドと結婚する羽目になるかもしれなかった。でも、そんな事は君が気にする必要はない」
あまりにも身勝手な言い分に、エリシアは小さく息を吐いた。
元々ユーイン国王が望んでいたのは、パトリスと同じ歳のラリサ・モンド公爵令嬢との婚姻だ。
モンド公爵家は貴族派の筆頭。
政治的にも、彼女と結婚する方が国にとっては遥かに有益だった。
さらにラリサには、エリシアと同じ歳の兄リオネル・モンドがいる。