醜い私が美貌の聖女になったら、危険な恋をして国が滅びた。
喉が詰まり、言葉が途切れそうになる。
その声を聞いた瞬間だった。
リオネルの表情が、音を立てて崩れた。
強張っていた瞳が潤み、張り詰めていた理性の膜が破れる。
アメジスト色の瞳から、宝石のような涙が一粒、静かに頬を伝って落ちた。
エリシアは、その光景に息を呑む。
(リオネル様?)
彼は、常に淡々とした男だった。
感情を表に出さず、冷静で、どこか人を突き放したような印象。
アイリスとの離婚話を聞いた時には、権力のためなら平然と人を切り捨てる男だと、どこか納得していた。
その声を聞いた瞬間だった。
リオネルの表情が、音を立てて崩れた。
強張っていた瞳が潤み、張り詰めていた理性の膜が破れる。
アメジスト色の瞳から、宝石のような涙が一粒、静かに頬を伝って落ちた。
エリシアは、その光景に息を呑む。
(リオネル様?)
彼は、常に淡々とした男だった。
感情を表に出さず、冷静で、どこか人を突き放したような印象。
アイリスとの離婚話を聞いた時には、権力のためなら平然と人を切り捨てる男だと、どこか納得していた。