醜い私が美貌の聖女になったら、危険な恋をして国が滅びた。
「ラリサ・モンドは自らが王太子の婚約者の座を得るため、このような愚行に及びました。その行為は、王国法、国際法、いずれに照らしても極刑に値します」
重い断罪の言葉に法廷の空気が、さらに冷え込む。
その瞬間。甲高い声が、静寂を引き裂いた。
「お兄様! 話が違うわ! 全部話せば、命は助けてくれるって取引したはずでしょう!」
拘束されたラリサが、鎖を鳴らしながら身を乗り出す。
血走った瞳、乱れた呼吸。
先ほどまでの取り繕った令嬢の仮面は、完全に剥がれ落ちていた。
リオネルは、そんな妹を悲しげな目で見つめる。
怒りでも、軽蔑でもない、もう戻らないものを悼むような視線だった。
重い断罪の言葉に法廷の空気が、さらに冷え込む。
その瞬間。甲高い声が、静寂を引き裂いた。
「お兄様! 話が違うわ! 全部話せば、命は助けてくれるって取引したはずでしょう!」
拘束されたラリサが、鎖を鳴らしながら身を乗り出す。
血走った瞳、乱れた呼吸。
先ほどまでの取り繕った令嬢の仮面は、完全に剥がれ落ちていた。
リオネルは、そんな妹を悲しげな目で見つめる。
怒りでも、軽蔑でもない、もう戻らないものを悼むような視線だった。