醜い私が美貌の聖女になったら、危険な恋をして国が滅びた。
「補佐官ブレイクからの報告によれば、聖女エリシアは非常に強い力を持ちながら、その使い方を知らず、現在は制御が不十分であるとのこと」
一斉に、どよめきが広がった。
「あの補佐官、レイディン帝国に情報を漏らしてたのか?」
「戻ったら爵位でも貰うつもりだろう、何て奴だ」
「王家も、ずいぶん間抜けだったな。間抜けな王家のせいで俺たちは散々だ」
囁き、嘲笑、責任転嫁。
エリシアは、そっとセドリックを覗き見る。
彼は、笑いそうになる口元を、書類でさりげなく隠していた。
(自分がブレイクのくせに⋯⋯本当に、意地悪で狡い人)
緊急貴族会議が終わり、人の波がゆっくりと引いていく。
一斉に、どよめきが広がった。
「あの補佐官、レイディン帝国に情報を漏らしてたのか?」
「戻ったら爵位でも貰うつもりだろう、何て奴だ」
「王家も、ずいぶん間抜けだったな。間抜けな王家のせいで俺たちは散々だ」
囁き、嘲笑、責任転嫁。
エリシアは、そっとセドリックを覗き見る。
彼は、笑いそうになる口元を、書類でさりげなく隠していた。
(自分がブレイクのくせに⋯⋯本当に、意地悪で狡い人)
緊急貴族会議が終わり、人の波がゆっくりと引いていく。