醜い私が美貌の聖女になったら、危険な恋をして国が滅びた。
エリシアはクリフの言葉にリオネルの姿を探す。
彼は切なそうにエリシアを見つめている。
「魔獣の森はが、死にに行く場所です。姉上は、十年前、死にたいほど苦しかったのですか?」
その言葉を聞いた瞬間、エリシアの中で、忘れていた記憶が蘇る。
夜、寝る前に童話を読めば、登場人物に感情移入して直ぐに泣いてしまう弟。
花を見つければ、「姉上、見て!」と小さな手で引っ張ってきた、あの頃。
――可愛くて、仕方がなかった。
だからこそ、あの日投げつけられた「気持ち悪い」という言葉は深く突き刺さった。
感受性が強く、優しすぎる弟。
彼は切なそうにエリシアを見つめている。
「魔獣の森はが、死にに行く場所です。姉上は、十年前、死にたいほど苦しかったのですか?」
その言葉を聞いた瞬間、エリシアの中で、忘れていた記憶が蘇る。
夜、寝る前に童話を読めば、登場人物に感情移入して直ぐに泣いてしまう弟。
花を見つければ、「姉上、見て!」と小さな手で引っ張ってきた、あの頃。
――可愛くて、仕方がなかった。
だからこそ、あの日投げつけられた「気持ち悪い」という言葉は深く突き刺さった。
感受性が強く、優しすぎる弟。