醜い私が美貌の聖女になったら、危険な恋をして国が滅びた。
エリシアは立ち上がり、セドリックに近付き艶やかな銀髪に触れる。
火の明かりに照らされた銀髪が、はっきりと浮かび上がる。
「助けが来たところで、その髪色を見られたら終わりよ。セドリック、貴方の正体がバレたら大騒ぎになるわ」
セドリックは、何も言えなくなった。
焚き火の音だけが、二人の間を満たす。
エリシアは、ふっと笑った。
「セドリックって、意地悪よね。薬を持ってたのに、感染症を放置して限界まで私に聖女の力を使わせた」
「意地悪か⋯⋯」
「レイディン帝国では、とっくに予防薬も特効薬もあるんでしょう?」
火の明かりに照らされた銀髪が、はっきりと浮かび上がる。
「助けが来たところで、その髪色を見られたら終わりよ。セドリック、貴方の正体がバレたら大騒ぎになるわ」
セドリックは、何も言えなくなった。
焚き火の音だけが、二人の間を満たす。
エリシアは、ふっと笑った。
「セドリックって、意地悪よね。薬を持ってたのに、感染症を放置して限界まで私に聖女の力を使わせた」
「意地悪か⋯⋯」
「レイディン帝国では、とっくに予防薬も特効薬もあるんでしょう?」