あと30日で、他人に戻るふたり
電気もつけないまま、どさっとソファに倒れ込む。
別に仕事はそんなに忙しくはなかったし、少し残業はしたけれど大変でもなかった。
それでもどこか気持ちが落ち着かないのは、雨のせいなのだろうか。
しばらくそうしているうちに、つい寝てしまった。
記憶が途切れて、どのくらいそうしていたのか。
不意に視界が明るくなって、まぶしさに眉を寄せる。
まどろみの中でゆっくりと目を開けると、天井がぼんやりと映った。
……ああ、リビングで寝ちゃってた。
一拍遅れて、気配に気づく。
彼がリビングのドアに立っていた。
離れたところでこちらを見たまま、動かない。
「ただいま。……大丈夫?」
「おかえりなさい。ちょっと横になったら寝ちゃってました」
「びっくりした。倒れたのかと」
「このソファ、吸い寄せてくるんですもん」
「まあ、そういうの選んでるから」
やっと起き上がって、ソファから降りたところで気がつく。
ずぶ濡れの姿で、彼がそこにいる。
別に仕事はそんなに忙しくはなかったし、少し残業はしたけれど大変でもなかった。
それでもどこか気持ちが落ち着かないのは、雨のせいなのだろうか。
しばらくそうしているうちに、つい寝てしまった。
記憶が途切れて、どのくらいそうしていたのか。
不意に視界が明るくなって、まぶしさに眉を寄せる。
まどろみの中でゆっくりと目を開けると、天井がぼんやりと映った。
……ああ、リビングで寝ちゃってた。
一拍遅れて、気配に気づく。
彼がリビングのドアに立っていた。
離れたところでこちらを見たまま、動かない。
「ただいま。……大丈夫?」
「おかえりなさい。ちょっと横になったら寝ちゃってました」
「びっくりした。倒れたのかと」
「このソファ、吸い寄せてくるんですもん」
「まあ、そういうの選んでるから」
やっと起き上がって、ソファから降りたところで気がつく。
ずぶ濡れの姿で、彼がそこにいる。