あと30日で、他人に戻るふたり
マンションに着いてすぐに、両手に持っていた荷物をリビングに下ろした。
私がリビングの入口に突っ立っている間に、素早い動きでキッチンに飛び込んだ大地さんがペットボトルの水を二本持って戻ってくる。
「暑くて死にそう。もう夏はすぐそこだね」
差し出された水を反射的に受け取る。
“ありがとう”を言おうするも、彼は我先にと水のキャップを開けてぐびぐび飲んでいた。
飲み干した反動で、かぶっていたフードが外れて寝ぐせのついた髪の毛が姿を見せる。
ずっとかぶっていたおかげで、寝ぐせは少しおさまっていた。
私もキャップを脱いで、水分補給する。
買ってきた食材を冷蔵庫に早く入れないといけないのに、気づけば二人ともソファに溶けていた。
ここでやっと、お礼が言える。
「大地さん。お水ありがとうございました」
「……あぁ、うん」
パーカーはそのへんに脱ぎ捨てられて、半袖のTシャツで寝そべっている彼から適当な声が返ってきた。
早く動かなきゃ、という気持ちはあるのに、隣で同じようにごろんとしている姿を見るとやる気が出ない。
謎の相乗効果。
私がリビングの入口に突っ立っている間に、素早い動きでキッチンに飛び込んだ大地さんがペットボトルの水を二本持って戻ってくる。
「暑くて死にそう。もう夏はすぐそこだね」
差し出された水を反射的に受け取る。
“ありがとう”を言おうするも、彼は我先にと水のキャップを開けてぐびぐび飲んでいた。
飲み干した反動で、かぶっていたフードが外れて寝ぐせのついた髪の毛が姿を見せる。
ずっとかぶっていたおかげで、寝ぐせは少しおさまっていた。
私もキャップを脱いで、水分補給する。
買ってきた食材を冷蔵庫に早く入れないといけないのに、気づけば二人ともソファに溶けていた。
ここでやっと、お礼が言える。
「大地さん。お水ありがとうございました」
「……あぁ、うん」
パーカーはそのへんに脱ぎ捨てられて、半袖のTシャツで寝そべっている彼から適当な声が返ってきた。
早く動かなきゃ、という気持ちはあるのに、隣で同じようにごろんとしている姿を見るとやる気が出ない。
謎の相乗効果。