あと30日で、他人に戻るふたり
13日目 やめればいいのに
日曜日の午前中、ずっとカフェで時間を潰していた。
八時過ぎに起きたものの大地さんはまだ寝ていて、洗濯を回したあと時間ができたので一人の時間を作っていた。
休日の午前中のカフェは、思っていたよりも静かだった。
コーヒーの匂いと、小さな話し声だけがゆっくりと流れている。
窓際の席に座って、カップを両手で包み込む。
ここに来れば、少しは頭の中が整理できると思ったのに。
むしろ、余計に考えてしまう。
昨日のことを思い出す。
あの距離も、
触れられた感触も、
ちゃんと覚えている。
こんなの、続けていいわけがない。
あと少しで、あそこを出ていく人なのに。
それでも。
離れたくないと思ってしまうのは、どうしてなんだろう。
ため息が、コーヒーの湯気に紛れて消えた。
名前を呼ばれただけで、あんなに意識してしまうのに。
あの距離で、触れられて。
何もなかったことにするなんて、できるはずがない。
答えを出そうとして、やめた。
出したところで、きっと変わらない。
カップの中のコーヒーは、もうとっくに冷めていた。
時計を見て、そろそろ戻ろうかと思った。
さすがにお昼近くまでコーヒーたった一杯では粘れない。
静かに席を立ち、お店をあとにした。
••┈┈┈┈••
八時過ぎに起きたものの大地さんはまだ寝ていて、洗濯を回したあと時間ができたので一人の時間を作っていた。
休日の午前中のカフェは、思っていたよりも静かだった。
コーヒーの匂いと、小さな話し声だけがゆっくりと流れている。
窓際の席に座って、カップを両手で包み込む。
ここに来れば、少しは頭の中が整理できると思ったのに。
むしろ、余計に考えてしまう。
昨日のことを思い出す。
あの距離も、
触れられた感触も、
ちゃんと覚えている。
こんなの、続けていいわけがない。
あと少しで、あそこを出ていく人なのに。
それでも。
離れたくないと思ってしまうのは、どうしてなんだろう。
ため息が、コーヒーの湯気に紛れて消えた。
名前を呼ばれただけで、あんなに意識してしまうのに。
あの距離で、触れられて。
何もなかったことにするなんて、できるはずがない。
答えを出そうとして、やめた。
出したところで、きっと変わらない。
カップの中のコーヒーは、もうとっくに冷めていた。
時計を見て、そろそろ戻ろうかと思った。
さすがにお昼近くまでコーヒーたった一杯では粘れない。
静かに席を立ち、お店をあとにした。
••┈┈┈┈••