あと30日で、他人に戻るふたり
夕飯を終えてお風呂を済ませた私は、回していた洗濯物をカゴに入れて、寝室へ入った。
洗濯物は、シーツやバスタオルなどの大物以外は基本的に寝室に部屋干ししている。
プライバシーの観点からだ。
でも、今日は干している最中に手が止まった。
「────あれ?」
……一枚、足りない。
いやいや、そんなわけはない。
さっき洗濯機を回したはずで、つまりはここにあるはずで。
もう一度、洗濯かごをひっくり返す。
……ない。
「……は?」
気づかないうちに低い声が出た。
どこに行ったの、私の“あれ”!!
勢い余ってリビングに飛び出すと、ソファの上でワイシャツのままゴロゴロしている大地さんと目が合った。
「どうしたの?」
スマホをいじりながらテレビを見ている、のんびりした呑気な声。
「……どうもしてません!!」
そんなわけがなかろう、と言いたげな彼の視線を無視してバァン!とドアを閉める。
絶対そこじゃないのは分かっているけれど、探す場所もなくてとりあえずクローゼットを開けた。
クローゼットの引き出しを乱暴に開けても、もちろん出てくるわけもない。
クローゼットは開けっ放しで、寝室のチェストも開ける。
……ない。ない。本当にない。
どうしよう。やばい。おかしい。
今日という日のラストにこれは酷い、神様。
洗濯物は、シーツやバスタオルなどの大物以外は基本的に寝室に部屋干ししている。
プライバシーの観点からだ。
でも、今日は干している最中に手が止まった。
「────あれ?」
……一枚、足りない。
いやいや、そんなわけはない。
さっき洗濯機を回したはずで、つまりはここにあるはずで。
もう一度、洗濯かごをひっくり返す。
……ない。
「……は?」
気づかないうちに低い声が出た。
どこに行ったの、私の“あれ”!!
勢い余ってリビングに飛び出すと、ソファの上でワイシャツのままゴロゴロしている大地さんと目が合った。
「どうしたの?」
スマホをいじりながらテレビを見ている、のんびりした呑気な声。
「……どうもしてません!!」
そんなわけがなかろう、と言いたげな彼の視線を無視してバァン!とドアを閉める。
絶対そこじゃないのは分かっているけれど、探す場所もなくてとりあえずクローゼットを開けた。
クローゼットの引き出しを乱暴に開けても、もちろん出てくるわけもない。
クローゼットは開けっ放しで、寝室のチェストも開ける。
……ない。ない。本当にない。
どうしよう。やばい。おかしい。
今日という日のラストにこれは酷い、神様。