妖魔討伐中なので邪魔しないでください。~美少女妖魔払い手は感情を知る~
「僕に、
手伝えることありますか?」

真剣な眼差しで見てくる。

でも、
明照に対人戦をお願いするのは気が引けるし……

「ないよ、なにも」

明照の耳がぴくっと揺れた。

「今、
藍蘭様嘘つきましたね?」

っ、なんでバレたの?

「手の甲をなぞったでしょ。
それ、藍蘭様が嘘つくサイン」

そんな癖、私にあったんだ。

自分でも気付けないような事に気付かれていて、
明照が凄いと思った。

てか、
これじゃ嘘通じないのか……

明照に対人戦頼む?

怪我はさせないように気をつけて?

んん……

いや、やっぱやめたほうが――

「藍蘭様、
僕をなんだと思ってますか」

「……
私より弱い払い手」

「はぁ……
僕、一応男ですよ?
藍蘭様よりは弱いけど、
力にはなれます。」

……確かに、
妖魔時学園の入試も突破してるし
それなりに強いのか。

「じゃあ、
お願いしてもいい?
私と一対一の試合」

「……へ?」

明照の間抜けな声が響いた。
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