探偵の日記 村田連続殺人事件
整理の中から手がかり
銃音が聞こえ、皆がいる部屋に戻ると松岡が…死んでいた。心臓を撃ち抜かれたみたいだ。
この部屋は、最初にいた部屋と同じように机が置かれていた。
美空が多分最初座っていた席と同じような配置に座らせたんだと思う。
「どういうこと?何があったの?」
私は歩みを進めて、美空に聞いた。
「ごめんなさい。私ちゃんと見てなくて。」
「それは今良いから、何があったか説明して。」
「はい。この部屋とても暗くて、廊下からも光が全く漏れない仕組みになっているみたいなんです。それで、藤原さんが入って来て、急に電気が消えて10秒後くらいに銃声がしました。」
少しだけ過呼吸な美空は混乱しているみたい。私が彼女に全てを任せすぎた。
「うん、大体分かった。とりあえず座ってて。」
美空を座らせ、背中を撫でて、遺体に近づいた。
松岡は、前の方から撃たれて、椅子ごと後ろに倒れてる。
遺体を見ていると突然、ドアが開いた。佐藤だった。
「あっ、佐藤さんは山内さんと瞳さんが話している間にトイレに行ってました。」
「はい。そうですけど…えっ...。」
トイレは部屋から少し離れているって聞いてたから、銃声が聞こえなかったのかも。
友人の遺体を見て、佐藤は呆然と立ちすくんでいた。一日で知り合いが二人も亡くなるのはさすがに精神的にきつい気がする。警察がいれば彼だけでも違う部屋にいさせることだってできたはずなのに…悔しい。
「ごめん、私が食い止めれなかった。松岡の隣の席は佐藤だったわね。ごめん、とりあえず移動しよう。」
「いや、それは私が...。」
美空が辛そうにそう言った。自分の監視が甘かったことを相当後悔しているみたい。
「それはいいから、一旦佐藤を私が事情聴取してた部屋で休ませてあげて、美空もそこにいて。」
「はい。」
二人はうつむいたまま、部屋を出て行った。
松岡を撃つには、美空の席の近くだと思う。美空が気づかなかったのか。正義感の強い美空が撃つはずもないし。
暗闇なら誰がどこで何してるか分からないから、松岡を撃って、どこかに移動して、自分はそこにいなかったようにすることは、確かに可能。明るい所が急に電気が消えたら、目がすぐに慣れないからどこで誰が動いているなんて分かりやしないし。
「全員どこにいたか教えてくれる?」
「はい。私は美空さんとお話をしていました。」
南がそう言った。美空と話していたというアリバイがある…それならそれは確かなんだろう。
「私たちも三人で話してました。麻夏の思い出をそれぞれ語っていました。」
山内がそう言い、藤原と小林は頷いた。三人がいたのは、部屋の奥の方。
この証言だけなら、誰一人も松岡の前の席の近くにはいない。まあそりゃ自分から犯人だと名乗りあげる方がすごいか。
急に部屋が暗くなったってことは、電気のリモコンがあるはず。てことは、家に詳しい人物?電気を消す設定とかあるのかな?
周りを歩き、机の下を覗くと探していた、電気のリモコンがあった。これなら別に誰でも犯行は可能だ。
そしてその隣には…銃も落ちていた。きっと犯人は警察が来ないからって分かってて、手袋なんかしてないはず。
「警察がいれば、指紋でもなんでも調べられるのに。」
悔しい。こんな物騒な物どこで手に入れたんだろう。とにかくこれは壊す必要がある。
「ハンマーとかない?」
近くにいた小林に目を向けた。
「すぐ、お持ちします。」
小林はサッと部屋を出た。
少し待っていると、黒いハンマーを持って来た。
私はありがと、と言い受け取り、腕を振った。ゴンっと音がして、引き金がポロリと取れた。
これで大丈夫。
「この部屋も血が飛び散ったりしてるから、違う部屋ある?」
「同じぐらいの大きさの部屋があります。」
小林がそう言った。一体いくら部屋があるのか...金持ちとはどういうものなんだろう。
「分かった。じゃあその部屋に移動しよう。」
私たちは荷物を持って、移動した。美空は自分が見ていなかったという責任で押し潰されていると思うし、佐藤も自分の知り合いが二人も殺されて相当ショックなはず。一旦部屋に残しておくことにしよう。
南と小林にも事情聴取をしなければいけないけど、村田の部屋も少し確認したい。
確実にアリバイがある、佐藤と部屋を見に行くことにした。美空には部屋のみんなを見ていてもらわないといけないし。もう被害者は出さないためにも...。
状況を伝え美空は部屋に戻ってもらい、佐藤は私と一緒に連れ出した。
この部屋は、最初にいた部屋と同じように机が置かれていた。
美空が多分最初座っていた席と同じような配置に座らせたんだと思う。
「どういうこと?何があったの?」
私は歩みを進めて、美空に聞いた。
「ごめんなさい。私ちゃんと見てなくて。」
「それは今良いから、何があったか説明して。」
「はい。この部屋とても暗くて、廊下からも光が全く漏れない仕組みになっているみたいなんです。それで、藤原さんが入って来て、急に電気が消えて10秒後くらいに銃声がしました。」
少しだけ過呼吸な美空は混乱しているみたい。私が彼女に全てを任せすぎた。
「うん、大体分かった。とりあえず座ってて。」
美空を座らせ、背中を撫でて、遺体に近づいた。
松岡は、前の方から撃たれて、椅子ごと後ろに倒れてる。
遺体を見ていると突然、ドアが開いた。佐藤だった。
「あっ、佐藤さんは山内さんと瞳さんが話している間にトイレに行ってました。」
「はい。そうですけど…えっ...。」
トイレは部屋から少し離れているって聞いてたから、銃声が聞こえなかったのかも。
友人の遺体を見て、佐藤は呆然と立ちすくんでいた。一日で知り合いが二人も亡くなるのはさすがに精神的にきつい気がする。警察がいれば彼だけでも違う部屋にいさせることだってできたはずなのに…悔しい。
「ごめん、私が食い止めれなかった。松岡の隣の席は佐藤だったわね。ごめん、とりあえず移動しよう。」
「いや、それは私が...。」
美空が辛そうにそう言った。自分の監視が甘かったことを相当後悔しているみたい。
「それはいいから、一旦佐藤を私が事情聴取してた部屋で休ませてあげて、美空もそこにいて。」
「はい。」
二人はうつむいたまま、部屋を出て行った。
松岡を撃つには、美空の席の近くだと思う。美空が気づかなかったのか。正義感の強い美空が撃つはずもないし。
暗闇なら誰がどこで何してるか分からないから、松岡を撃って、どこかに移動して、自分はそこにいなかったようにすることは、確かに可能。明るい所が急に電気が消えたら、目がすぐに慣れないからどこで誰が動いているなんて分かりやしないし。
「全員どこにいたか教えてくれる?」
「はい。私は美空さんとお話をしていました。」
南がそう言った。美空と話していたというアリバイがある…それならそれは確かなんだろう。
「私たちも三人で話してました。麻夏の思い出をそれぞれ語っていました。」
山内がそう言い、藤原と小林は頷いた。三人がいたのは、部屋の奥の方。
この証言だけなら、誰一人も松岡の前の席の近くにはいない。まあそりゃ自分から犯人だと名乗りあげる方がすごいか。
急に部屋が暗くなったってことは、電気のリモコンがあるはず。てことは、家に詳しい人物?電気を消す設定とかあるのかな?
周りを歩き、机の下を覗くと探していた、電気のリモコンがあった。これなら別に誰でも犯行は可能だ。
そしてその隣には…銃も落ちていた。きっと犯人は警察が来ないからって分かってて、手袋なんかしてないはず。
「警察がいれば、指紋でもなんでも調べられるのに。」
悔しい。こんな物騒な物どこで手に入れたんだろう。とにかくこれは壊す必要がある。
「ハンマーとかない?」
近くにいた小林に目を向けた。
「すぐ、お持ちします。」
小林はサッと部屋を出た。
少し待っていると、黒いハンマーを持って来た。
私はありがと、と言い受け取り、腕を振った。ゴンっと音がして、引き金がポロリと取れた。
これで大丈夫。
「この部屋も血が飛び散ったりしてるから、違う部屋ある?」
「同じぐらいの大きさの部屋があります。」
小林がそう言った。一体いくら部屋があるのか...金持ちとはどういうものなんだろう。
「分かった。じゃあその部屋に移動しよう。」
私たちは荷物を持って、移動した。美空は自分が見ていなかったという責任で押し潰されていると思うし、佐藤も自分の知り合いが二人も殺されて相当ショックなはず。一旦部屋に残しておくことにしよう。
南と小林にも事情聴取をしなければいけないけど、村田の部屋も少し確認したい。
確実にアリバイがある、佐藤と部屋を見に行くことにした。美空には部屋のみんなを見ていてもらわないといけないし。もう被害者は出さないためにも...。
状況を伝え美空は部屋に戻ってもらい、佐藤は私と一緒に連れ出した。