好きになった人は、みんなのアイドルで
44話 一緒に
「お疲れ様でしたー!」
バイト終わり、今日は駅でやってるパンフェスに寄って帰るつもり。
混んでるのかなー。
いつもは朝に売り切れちゃうお店とかも来てるらしくて、楽しみ。
「つむぎちゃん!」
名前を呼ばれて振り向く。
え、悠太郎くん。
「つむぎちゃん見えたから」
って言いながら少し息を整える悠太郎くん。
え、私が見えたから、走って来てくれたの?
「なんか今日から駅でパンのイベントやってるんでしょ?」
(あ、私がパン研入ってるの、覚えててくれたんだ)
「そうなの!これから行こうと思ってて!」
「……それ、一緒に行っていい?俺も気になるお店あるんだよね」
(今、なんて言った?一緒に?え?)
「う、うん、いいよ。何のお店気になってるの?」
「俺はパンは詳しくないんだけどねー、なんかカヌレが有名なとこが来てるらしくて」
「そっか、お菓子作りするんだもんね」
「……え、俺言ったっけ」
「ごめん!オーディション番組のプロフィール見て……」
「あーあれか、そっか、ちょっと恥ずかしいな」
悠太郎くんの耳が少し赤くなっている。
知られたくなかったかな。調べて悪かったな。
イベント会場に着くと、入口がかなり混雑していた。
人に押されてバランスを崩す。
「大丈夫?」悠太郎くんが支えてくれた。
「だ、だいじょうぶ……」
細身に見えるのに、意外と力、強かった。
(やっぱり男の子なんだな……)顔が赤くなる。
(だめ、今はパン。パンに集中。)
「やば、めっちゃパンある。……あ、当たり前か」
楽しそうな悠太郎くん。
(パンフェス、まじでありがとう)
……パンとか今、ちょっとどうでもいいかも。
バイト終わり、今日は駅でやってるパンフェスに寄って帰るつもり。
混んでるのかなー。
いつもは朝に売り切れちゃうお店とかも来てるらしくて、楽しみ。
「つむぎちゃん!」
名前を呼ばれて振り向く。
え、悠太郎くん。
「つむぎちゃん見えたから」
って言いながら少し息を整える悠太郎くん。
え、私が見えたから、走って来てくれたの?
「なんか今日から駅でパンのイベントやってるんでしょ?」
(あ、私がパン研入ってるの、覚えててくれたんだ)
「そうなの!これから行こうと思ってて!」
「……それ、一緒に行っていい?俺も気になるお店あるんだよね」
(今、なんて言った?一緒に?え?)
「う、うん、いいよ。何のお店気になってるの?」
「俺はパンは詳しくないんだけどねー、なんかカヌレが有名なとこが来てるらしくて」
「そっか、お菓子作りするんだもんね」
「……え、俺言ったっけ」
「ごめん!オーディション番組のプロフィール見て……」
「あーあれか、そっか、ちょっと恥ずかしいな」
悠太郎くんの耳が少し赤くなっている。
知られたくなかったかな。調べて悪かったな。
イベント会場に着くと、入口がかなり混雑していた。
人に押されてバランスを崩す。
「大丈夫?」悠太郎くんが支えてくれた。
「だ、だいじょうぶ……」
細身に見えるのに、意外と力、強かった。
(やっぱり男の子なんだな……)顔が赤くなる。
(だめ、今はパン。パンに集中。)
「やば、めっちゃパンある。……あ、当たり前か」
楽しそうな悠太郎くん。
(パンフェス、まじでありがとう)
……パンとか今、ちょっとどうでもいいかも。