私が一緒に暮らすのは、人気ゲーマーでした
―クラッ


穂高くんの体が少しななめる。
わたしはすぐに彼をささえようと、とっさに彼のことを掴む。


元々貧血気味なのか、いやたぶん夜更かししたんだろうなって感じの顔してたしあんまり動かないほうがいいんじゃ。


「穂高くん、大丈夫ですか?わたしがリモコンとるので座っててください!」
「……あぁ、ありがとう」


穂高くんはふわふわとした、頼りない足取りでイスに座る。……あまりにも頼りなさすぎるなこの人。


穂高くんのお母さんが頼むのもしょうがないかも。 
そんな事を考えながら、わたしは自分の部屋へと戻ろうとした。


「どこに行くんだ?」
「二度目ですけど制服着替えに行ってきますね」


やっぱり疲れてるのかな、あんまり無理させないようにしないと。


わたしの過保護な一面がどうしてもうずいてしまう。
だってこんなに頼りないイケメンがいるんだもん、助けてあげないとダメだよね。


いやイケメンじゃなくても助けるよね、
この不健康さは。もう儚くて今にも消えそうだもの。


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