クールな機長は契約恋人の副操縦士を離さない
五日後、沖縄でステイとなり、その夜は久しぶりになぎさと二人だけで、食事に行った。
ステイ先のビジネスホテルから外に出ると、夜の熱気に包まれる。なぎさはカラシ色の涼し気なサマードレス姿で、私は水色の半袖Tシャツにデニムだ。
「もう沖縄は完全に夏だね」
隣を歩くなぎさの言葉に頷き、目当ての店へ向かって五分程歩いた。
琉球松で作られた、カフェのような店構えのドアを開けると、ジャズが聞こえてくる。カウンター席と小上がりのテーブル席があり、私たちはカウンター席に並んで腰を下ろした。
「なぎさちゃん、瑞希ちゃん、いらっしゃい」
カウンターの奥から気さくに声をかけてくれたのは、店の女将さんだった。
「女将さん、お久しぶりです」
日に焼けた女将さんの丸顔を見て、実家に帰って来たような安心感を覚えながら、私はいつものソーキそば、ゴーヤチャンプルー、ラフティーとビールを頼んだ。
すぐに沖縄のご当地ビールが瓶で出て来て、なぎさとグラスを合わせて乾杯する。
「冷たいビールが美味しい季節になったね」
喉を鳴らして美味しそうに飲むなぎさに思わず笑みが浮かぶ。
「本当だね」
クスッと笑うと、なぎさがじっと視線を向けてくる。
「何?」
「いや、元気そうだね。空き巣に入られたって聞いたから」
「うん。おかげ様で何とか」
「無理していない? 水沢さんから瑞希の部屋がすごい荒らされていたって聞いたけど、住む所は大丈夫なの? 家に来る?」
なぎさが凄い勢いで聞いてくる。かなり心配してくれていたようだ。
「大丈夫だよ。部屋の片づけは終わったし」
隼人さんが手配してくれた業者のおかげで、今はすっかり綺麗だ。住もうと思ったら住める。
「大丈夫って、あの部屋防犯設備弱いよね? ねえ、瑞希、引っ越しを本気で考えたら? いくら月の半分は自宅にいないからって、あそこに住むのは危ないよ」
なぎさが深刻そうに眉を寄せる。
「心配してくれてありがとう。でも、本当に大丈夫だから。実は今、高月キャプテンのマンションにお世話になっているの」
今度はなぎさが大きく目を見開いた。
ステイ先のビジネスホテルから外に出ると、夜の熱気に包まれる。なぎさはカラシ色の涼し気なサマードレス姿で、私は水色の半袖Tシャツにデニムだ。
「もう沖縄は完全に夏だね」
隣を歩くなぎさの言葉に頷き、目当ての店へ向かって五分程歩いた。
琉球松で作られた、カフェのような店構えのドアを開けると、ジャズが聞こえてくる。カウンター席と小上がりのテーブル席があり、私たちはカウンター席に並んで腰を下ろした。
「なぎさちゃん、瑞希ちゃん、いらっしゃい」
カウンターの奥から気さくに声をかけてくれたのは、店の女将さんだった。
「女将さん、お久しぶりです」
日に焼けた女将さんの丸顔を見て、実家に帰って来たような安心感を覚えながら、私はいつものソーキそば、ゴーヤチャンプルー、ラフティーとビールを頼んだ。
すぐに沖縄のご当地ビールが瓶で出て来て、なぎさとグラスを合わせて乾杯する。
「冷たいビールが美味しい季節になったね」
喉を鳴らして美味しそうに飲むなぎさに思わず笑みが浮かぶ。
「本当だね」
クスッと笑うと、なぎさがじっと視線を向けてくる。
「何?」
「いや、元気そうだね。空き巣に入られたって聞いたから」
「うん。おかげ様で何とか」
「無理していない? 水沢さんから瑞希の部屋がすごい荒らされていたって聞いたけど、住む所は大丈夫なの? 家に来る?」
なぎさが凄い勢いで聞いてくる。かなり心配してくれていたようだ。
「大丈夫だよ。部屋の片づけは終わったし」
隼人さんが手配してくれた業者のおかげで、今はすっかり綺麗だ。住もうと思ったら住める。
「大丈夫って、あの部屋防犯設備弱いよね? ねえ、瑞希、引っ越しを本気で考えたら? いくら月の半分は自宅にいないからって、あそこに住むのは危ないよ」
なぎさが深刻そうに眉を寄せる。
「心配してくれてありがとう。でも、本当に大丈夫だから。実は今、高月キャプテンのマンションにお世話になっているの」
今度はなぎさが大きく目を見開いた。