疎まれた王女はドラゴンに愛を語らない・魔法の恋の行方・リズとドラゴン
リズの政略結婚
<リズの政略結婚>
「半月前に、急に王宮に呼び戻されたのです。
私と結婚したいという貴族がいると、聞かされました」
「ほう」
ドラゴンは興味を示したように、首を動かした。
「その貴族は、年寄りで金持ちでしたが、正妻も愛人もたくさんいて・・・
単に王族の血統を持つ跡継ぎが、欲しかっただけだったのでしょう。
結婚話は私とは関係なく、勝手に決められていました。」
「いてっ」
ドラゴンが叫んだ。
リズが力をいれて、硬い皮膚を引っ張ったからだが、言葉はそこで止まり、手も止まった。
それから、怒りとうんざりした気持ちが混じった口調で
「王宮の女たちは、結婚が決まると<閨(ねや)の作法>、いかに殿方をよろこばすかを教えられます。」
リズは嫌な記憶を振り払うかのように、残りのブランデーを一気に飲み干した。
しばらく沈黙があったが・・・酒でスイッチが入ったのか、話を始めた。
「結婚したら、自由がなくなります。
女は、跡継ぎを産む道具として扱われるからです。
だから修道院に戻ろうと思いました」
「そこで・・俺と会ったわけか」
「そうですが・・会ったというより狩られた・・という事で」
「半月前に、急に王宮に呼び戻されたのです。
私と結婚したいという貴族がいると、聞かされました」
「ほう」
ドラゴンは興味を示したように、首を動かした。
「その貴族は、年寄りで金持ちでしたが、正妻も愛人もたくさんいて・・・
単に王族の血統を持つ跡継ぎが、欲しかっただけだったのでしょう。
結婚話は私とは関係なく、勝手に決められていました。」
「いてっ」
ドラゴンが叫んだ。
リズが力をいれて、硬い皮膚を引っ張ったからだが、言葉はそこで止まり、手も止まった。
それから、怒りとうんざりした気持ちが混じった口調で
「王宮の女たちは、結婚が決まると<閨(ねや)の作法>、いかに殿方をよろこばすかを教えられます。」
リズは嫌な記憶を振り払うかのように、残りのブランデーを一気に飲み干した。
しばらく沈黙があったが・・・酒でスイッチが入ったのか、話を始めた。
「結婚したら、自由がなくなります。
女は、跡継ぎを産む道具として扱われるからです。
だから修道院に戻ろうと思いました」
「そこで・・俺と会ったわけか」
「そうですが・・会ったというより狩られた・・という事で」