疎まれた王女はドラゴンに愛を語らない・魔法の恋の行方・リズとドラゴン
「はぁーーー面倒くさいな。だって、あいつは自分で使用人と言ったのだぞ」

ドラゴンがふてくされて、頬づえをついた。

それを聞いて、アンナは諭すように

「リズ様は真面目なお方ですからね。遊び好きの女たちとは違います。

それに旦那様もリズ様のおかげで、今回は軽くすんだのではないですか?」

アンナはジロリとドラゴンを見て、畳み込むように続けた。

「まぁ、エルフの女たちは、確かに美しいですよ。

でも、リズ様も高貴な百合の花といったようで。

薔薇の花と百合と、どちらがきれいか比べることはできないですよね。

好みの問題なのでしょうけど。」

ドラゴンは腕組みして、額にしわを寄せ黙り込んだ。


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