疎まれた王女はドラゴンに愛を語らない・魔法の恋の行方・リズとドラゴン
「ここから逃げても、行く場所がありません。私はすでに死んだ人間ですから。
それに、これをお返ししたいと」
リズはペンダントをテーブルの上に置いた。
「アンナから聞きました。
このペンダントは領主が持つべきものであって、私がいただけるものではありません」
「そうだな・・・それでは、こうしよう。
俺はお前にこれを預けるから、返せと言うまで、持っていて欲しい」
ドラゴンは、自分の言葉に納得するようにワインを飲み干すと、グラスをトンと置いて頭を垂れた。
「その、さっきは申し訳なかった。
ちょっとふざけただけで・・・アンナに怒られてしまった」
リズは、思わずドラゴンの顔を見ると、赤い瞳が、罰の悪そうに伏せられている。
「アンナに・・・怒られたのですか?」
思いがけない言葉に、リズは頬を赤く染めた。
赤くなったのは、ワインのせいだと思いたい。
「ああ、お前は王女なのだから、もっとわきまえろと言われた」
ドラゴンはようやくリズに視線をやり、気まずそうに肩をすくめた。
「私は・・・もう王女ではありませんから」
そう言い切ると、ワインを飲み干した。
それに、これをお返ししたいと」
リズはペンダントをテーブルの上に置いた。
「アンナから聞きました。
このペンダントは領主が持つべきものであって、私がいただけるものではありません」
「そうだな・・・それでは、こうしよう。
俺はお前にこれを預けるから、返せと言うまで、持っていて欲しい」
ドラゴンは、自分の言葉に納得するようにワインを飲み干すと、グラスをトンと置いて頭を垂れた。
「その、さっきは申し訳なかった。
ちょっとふざけただけで・・・アンナに怒られてしまった」
リズは、思わずドラゴンの顔を見ると、赤い瞳が、罰の悪そうに伏せられている。
「アンナに・・・怒られたのですか?」
思いがけない言葉に、リズは頬を赤く染めた。
赤くなったのは、ワインのせいだと思いたい。
「ああ、お前は王女なのだから、もっとわきまえろと言われた」
ドラゴンはようやくリズに視線をやり、気まずそうに肩をすくめた。
「私は・・・もう王女ではありませんから」
そう言い切ると、ワインを飲み干した。