疎まれた王女はドラゴンに愛を語らない・魔法の恋の行方・リズとドラゴン
ドラゴンはリズを抱きしめたまま、小さな声でつぶやいた。
雨が、大気のちりやほこりを洗い流したので、空には無数の星がまたたいていた。
リズはドラゴンの首元に顔を埋めていたが、離れようとしてもがいた。
「動くな・・・」
ドラゴンがそう言ったので、リズはあきらめて、そのままの抱かれたままになっていた。
「おまえは・・・やはりバレリアンの大魔術師の生まれ変わりだったのだな」
腕が少しゆるんだので、リズは体を起こして、寝ているドラゴンのそばに横座りした。
ドラゴンは顔を横にして、リズの胸に揺れる魔法石のペンダントを見ると、それは、星が四方に飛び散ったかのように輝きを増していた。
リズは、自分の首から魔法石をはずして、ドラゴンの胸に置いた。
「いいえ、バレリアンの力ではありません。
お母さまが・・あなたを守るために、私に力を貸してくれたのでしょう」
リズの瞳は穏やかな紫、菫色だ。
「これをお返しします」
リズがそう言うと、ドラゴンはさえぎった。
「お前が持っていた方がいい」
ペンダントは、リズの膝に投げるように戻された。
雨が、大気のちりやほこりを洗い流したので、空には無数の星がまたたいていた。
リズはドラゴンの首元に顔を埋めていたが、離れようとしてもがいた。
「動くな・・・」
ドラゴンがそう言ったので、リズはあきらめて、そのままの抱かれたままになっていた。
「おまえは・・・やはりバレリアンの大魔術師の生まれ変わりだったのだな」
腕が少しゆるんだので、リズは体を起こして、寝ているドラゴンのそばに横座りした。
ドラゴンは顔を横にして、リズの胸に揺れる魔法石のペンダントを見ると、それは、星が四方に飛び散ったかのように輝きを増していた。
リズは、自分の首から魔法石をはずして、ドラゴンの胸に置いた。
「いいえ、バレリアンの力ではありません。
お母さまが・・あなたを守るために、私に力を貸してくれたのでしょう」
リズの瞳は穏やかな紫、菫色だ。
「これをお返しします」
リズがそう言うと、ドラゴンはさえぎった。
「お前が持っていた方がいい」
ペンダントは、リズの膝に投げるように戻された。