極道シングルファザーの甘く危険な独占愛
 すると、先程とは違うどこか荒々しい口付けに戸惑い気味の羽衣子が息を吸おうと口を開けた刹那、唇の隙間に昴の舌が滑り込むように入り込んで来て羽衣子の舌を絡め取る。

「――ッんん、……っ」

 突然のことに驚くもなすがまま。

 羽衣子の身体の力が抜けていき、熱を帯びていく。

 少し苦しそうな羽衣子の唇を解放すると、

「……はぁっ、……すばる、さん……っ」

 息を整えながら昴の名前を呼ぶ。

 そんな羽衣子を前にした昴は、羽衣子の首筋へ顔を近づけると、今度はそこへチュッと口付ける。

「……っん、」

 それが擽ったかったのか羽衣子が身を捩りながら小さく声を漏らすと、昴はそのまま首筋から鎖骨に沿って舌を這わせていく。

「っや、……っん、」

 そして、羽衣子がピクリと身体を震わせる中、昴の手が彼女の胸元へ伸びていき、服の上から胸の膨らみに触れると先程よりも身体を大きく震わせながら反射的に羽衣子が昴の服を掴んだ。

「すば、る、……さん?」

 瞳を潤ませながら恥ずかしそうに視線を向ける羽衣子に昴は、

「嫌なら止めるが、どうする?」

 そう選択を迫ってくる。

 キスだけでもどうにかなりそうなのに、この先のことを考えると期待もあるがやはり恐怖心もある。

 けれど、今更ここで止めるのもどうかと思うし何より、昴とより深く繋がり合いたい気持ちの方が勝っていた羽衣子は首を横に振る。

「……やめないで……」

 恥ずかしさでそれだけ言うのが精一杯だった。

「分かった」

 羽衣子の言葉を聞いた昴は頷くと、彼女の着ていたトップスの裾を捲り上げ、露わになった下着の上から再び胸の膨らみに触れていく。

「……っ、」

 ブラジャーに覆われた胸に触れられ、下着姿を見られていることに加えて服の上からよりも少し刺激が強くなった感じがして、羽衣子は目を瞑り恥ずかしさに耐えていく。

 恥ずかしさからフルフルと身体を震わせる羽衣子が可愛くて愛おしくて、昴は優しくしてやりたいと思う一方で少し意地悪をしたいという悪戯心が芽生えていた。
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