極道シングルファザーの甘く危険な独占愛
想汰と高遠や倉庫の外で見張りをしていた数人の仲間たちは次々にやって来た七鳳組の組員たちによって拘束され、連れて行かれることに。
「乙哉、ひとまず頼む。組長には連絡してある。事務所に向かうよう頼んだから」
「分かりました」
「俺は一度病院へ戻る。羽衣子のことも診てもらった方がいいからな」
昴は後のことを乙哉に託すと羽衣子と共に別の車に乗りこみ、運転手を任された組員に病院へ向かうよう指示をした。
「羽衣子、大丈夫か?」
「……はい……。その、昴さんこそ、大丈夫なんですか? 刺されたって聞いて、私……」
「問題ない。心配掛けて悪かったな」
「いえ……」
後部座席に並んで座る二人の会話はそこで一旦途切れ、無言になる。
そんな中、未だ震えている羽衣子の身体を抱き寄せると昴は再び口を開いた。
「お前が攫われたって話を聞いた時、心臓が止まるかと思った」
「……すみません、私……」
「お前のスマートフォンに届いたメッセージを確認した。確かに、あんな内容のメッセージが届けば不安になるのは分かる。けどな、お前には無茶をして欲しくない。一人でどうにかしようと思うな。俺が居ない時は、乙哉でも皐月でも頼れる人間は必ず居る。すぐに相談して欲しい」
「……ごめんなさい……」
「悪い、責めるつもりはないんだ。だけど、これだけは約束してくれ。もう二度と、一人で何とかしようとしないと。お前に何かあったら、俺は…………生きていけねぇと思うから……だから、無茶だけはしないでくれ、頼む」
「……昴さん……」
昴の言葉に涙を浮かべた羽衣子はポロポロと零しながら頷いた。
「はい、もう二度と、無茶なことはしません……」
羽衣子の身体を抱き締めた昴は、この温もりを失わずに済んで良かったと安堵した。
「乙哉、ひとまず頼む。組長には連絡してある。事務所に向かうよう頼んだから」
「分かりました」
「俺は一度病院へ戻る。羽衣子のことも診てもらった方がいいからな」
昴は後のことを乙哉に託すと羽衣子と共に別の車に乗りこみ、運転手を任された組員に病院へ向かうよう指示をした。
「羽衣子、大丈夫か?」
「……はい……。その、昴さんこそ、大丈夫なんですか? 刺されたって聞いて、私……」
「問題ない。心配掛けて悪かったな」
「いえ……」
後部座席に並んで座る二人の会話はそこで一旦途切れ、無言になる。
そんな中、未だ震えている羽衣子の身体を抱き寄せると昴は再び口を開いた。
「お前が攫われたって話を聞いた時、心臓が止まるかと思った」
「……すみません、私……」
「お前のスマートフォンに届いたメッセージを確認した。確かに、あんな内容のメッセージが届けば不安になるのは分かる。けどな、お前には無茶をして欲しくない。一人でどうにかしようと思うな。俺が居ない時は、乙哉でも皐月でも頼れる人間は必ず居る。すぐに相談して欲しい」
「……ごめんなさい……」
「悪い、責めるつもりはないんだ。だけど、これだけは約束してくれ。もう二度と、一人で何とかしようとしないと。お前に何かあったら、俺は…………生きていけねぇと思うから……だから、無茶だけはしないでくれ、頼む」
「……昴さん……」
昴の言葉に涙を浮かべた羽衣子はポロポロと零しながら頷いた。
「はい、もう二度と、無茶なことはしません……」
羽衣子の身体を抱き締めた昴は、この温もりを失わずに済んで良かったと安堵した。