星に願う君を



「菜の花、私好きだなぁー。」

「そうなの?」

「うん!…翔くんは花言葉とか知らない?」


花言葉…。あるのは知ってるけど気にしたことないな。わざわざ調べるほどじゃないし。


「うん。」

「そっかー。調べると意外に面白いよ。」

「そういうもの?」

「うん。気が向いたら調べてみてー。」

「…わかった。」


…まぁ、言われると気になるよな。


「ん!よし、撮ってー!」


あれ以降、まぁ、ほんの少し練習したりしたおかげか前回よりはまともな写真が撮れた…気はするけど。

…そういえば、写真ってスマホでいいのか?カメラとかのほうがいいのでは?と、今日新たな疑問が増えた。


「撮れたー?」

「一応。」

「!前回より素直に見せるね。」

「まぁ、前回はひどすぎたからね。」

「あ、ほんとだー。前回より上手!成長だぁー。」


彼女は前回同様、楽しそうに写真を見てる。まぁ、技術としてはまだまだだけど。初心者終わりにはって感じかな。


「じゃあ、今日の写真はこれでいい?」

「うん!あとで送ってねー。」

「あー、うん。」


いや、マシになったとはいえこれを送るのはなぁ。…まぁ、もう前回送ってるからいいや。


「さ、どうする?私は結構満足。」

「俺も別にもう満足かな。」

「ん、じゃあゆっくり帰ろー!」


ここに来たのは前回と同じくバスなのでバス停へ向かう。


「綺麗だったなぁー。」

「そうだね。でもまだ期間的には咲いてるし、毎年咲いてるみたいだから来年以降も来れるよ。」

「…そうだねー。」

「?」


あれ?なんか、雰囲気が…?俺おかしなこと言ったかな?


「あ!海だよ、翔くん!」

「ほんとだね。」


まぁ、海沿いだからなぁ。それに今日はいい天気だから綺麗に反射してる。


「いいなー、海行きたいなぁ。」

「まだ春だし寒いんじゃない?」

「そうだねー、海開き…いつだっけ?」

「…七月中旬とかじゃなかった?」

「…そっかー。」


…なんか、違和感ばっか。…疲れ?いやでも言うほど動いて…んなことないわ。はしゃいでたわ。そりゃそうだ、彼女があそこで大人
しいわけない。


「夏になったら海か。」

「!…来れたらね?」

「え、うん。」


…家厳しいのか?



「じゃあ、今日もありがとう!」

「ん、お疲れ様。」

「忘れずに送ってねー?」


…あー、そうだった。


「わかった。あとで送っとく。」

「うん!また明日―!」

「ん。また明日。」


明るいよなー。じゃあ、ほんとになんだったんだ?

…あ、また謎増えた。今日も結局わかんなかったし。はぁー、ほんとにわかるのか?


「んー、困ったな。」


あ、写真送らないと。
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