星に願う君を
「ってことで、今日はありがとう。」
あのあと、綿あめを食べ終わったら満足したのか、人が多くて諦めたのか帰ることになった。
まぁ、俺はあそこに何しに行くとか目的なかったし、ほぼ彼女の行きたいことやりたいこと、頼まれたことを遂行するだけだったからいいんだけど。
「ん。…相棒、なったんだしね。」
「ふふっ、じゃあこれからもよろしくね?相棒くん。」
これから…ん?もしかして。
「また写真?」
「そうそう!君のこれからの相棒ミッションは、どこかに行くたびに写真を撮ること。」
彼女が人差し指を立ててどこか得意げに言った。これからどこかに行くたびに?一体どんだけの場所に行こうとしてるんだ?…いやでも上手くなるな。
「ん?」
「…了解。」
「あ、今日撮った写真全部送って!」
「え、あぁ…。」
あの写真?全部?ブレたのも、ってこと?
「よろしく!じゃあ、またね!」
「…また月曜日。」
写真、か。いや、やばいな。帰りの電車で今日撮った写真を見返しながら思う。今後のことを考えて、思わず頭を抱えたくなった。
一体あと何回、何枚の写真を撮ることになるんだろうか。