この恋は制御不能です!愛を知らない冷徹社長に一目惚れされて、交際0日でプロポーズされました
『では、仕事に戻ります。おやすみなさい、心音さん』
『おやすみなさい、郁人さん』
電話がプツンと切れる。
電話を切ってからもしばらくの間、心音は携帯電話を手から離せなかった。
ハンガーにかけたドレスを見る。
(郁人さんに綺麗って、言ってもらえるかな)
明日のパーティーへの期待を胸に、心音はベッドに入った。
電気を消し目を閉じても、瞼に裏に郁人の顔が張り付いたかのように、郁人のことばかりが頭に浮かんだ。
そうして、徐々に睡魔が襲ってきて、うとうとしているうちに眠りについた。
心がとても安堵して、温かくなるのを感じながら。