この恋は制御不能です!愛を知らない冷徹社長に一目惚れされて、交際0日でプロポーズされました



週末の午後七時。

白金製菓の創立記念パーティーは、白金財閥が経営する高級ホテルで行われた。

「遠くからしか見たことありませんでしたけど……やばい、ですね」
「ええ、こんなラグジュアリーホテル、二度と入れないわよ」

ホテルに入った途端、開いた口が塞がらない安藤と進藤。

レッドワインの絨毯に白い大理石床と壁、装飾品は全てシャンパンゴールドで揃えられたホテルには、天井に巨大なシャンデリアがぶら下がっていて、カフェやレストランに続く階段は螺旋状になっている。

まるで童話にでも出てきそうな、ゴージャスで華やかな世界に、心音は圧倒されていた。

あたりを見回すと、高級そうなスーツに身を包んだ紳士。

何カラットあるのかというくらいの輝きを放つ宝石を身につけるマダム。

いかにも上流階級そうな人たちがホテルを行き来していた。

英語やフランス語、イタリア語などと、いろんな言葉が飛び交っていて、ここが日本であることを忘れてしまいそうになる。
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