この恋は制御不能です!愛を知らない冷徹社長に一目惚れされて、交際0日でプロポーズされました
「すいませんお祖父様、今度きちんとご説明しますので」
どうやら、相手は祖父のようだ。
パーティーを途中で抜け出したことについて、何か言われているようだった。
電話を切った郁人は、心音に振り向く。
「何か飲みますか?」
「いえ、大丈夫です。あの……電話お祖父様ですよね?パーティー大丈夫なんですか?私、も帰るので、郁人さん戻った方が」
そう言い、心音はソファに置いたバッグを手に取ろうとするが、郁人がその手を掴む。
「ここにいて。今日はもう、君と二人で過ごしたい」
真摯な眼差しを向けられそう言われ、心音は断ることができず、バッグにかけていた手を離した。
「コーヒー淹れますね」
そう言い笑みを浮かべた郁人は、蝶ネクタイを取ると、シャツを捲し上げキッチンに立つ。
(……あっ、二人に連絡しないと。また心配させちゃう)
鞄から携帯電話を取り出すと、安藤と松下に、体調が悪いから先に帰るとメッセージを送った。