この恋は制御不能です!愛を知らない冷徹社長に一目惚れされて、交際0日でプロポーズされました
せっかくパーティーだというのに、こんなことになってしまって、本当に残念な気持ちでいっぱいだった。
買ったドレスも汚してしまった。
クリーニングに出せば、シミが消えるだろうか。
悶々とした気持ちを抱え、あたりを見回していると、ふとキングサイズほどの大きなベッドが視界に入る。
(大きなベット……)
こんな広いベッドで、郁人はいつも一人で寝ているのだろうか。
そんなことを思っていると、コーヒーの匂いが部屋に漂う。
(良い香り……)
そう思い振り向くと、郁人が立っていた。
心音はドキッとする。
郁人は何も言わず、じっと心音を見ている。
その視線に、心音は居ても立っても居られず、郁人に背を向けた。
後ろから近づいてくる足音が聞こえる。
すぐ後ろに郁人の気配を感じると、そっと両腕を掴まれ、心音は小さく体をビクつかせる。
郁人の熱い吐息が肩にかかる。
横を見ると、郁人の顔があった。