この恋は制御不能です!愛を知らない冷徹社長に一目惚れされて、交際0日でプロポーズされました
頭がふわふわとした。
郁人とキスをしていると、何も考えられなくなって、ドキドキして、目の前の彼しか見えなくなる。
こんな風に思ったのは、郁人が初めてだ。
心音は呼吸を整えると、上体を起こす。
「……私、臆病だから、郁人さんのこと、傷つけてしまうかもしれません」
康太郎とのことだけじゃない。
自分で思う以上に、郁人を好きになりすぎている。
だから怖くなるのだ。
「郁人さんのこと、すごく好きです」
(いや、違う……好きなんてものじゃない)
「愛しています。出会った時からずっとずっと、郁人さんを愛している」
「心音さん……」
郁人の宝石のような瞳が揺れる。
心音はゆっくりと郁人に近づくと、そっとその頬に片手を添え、郁人を見つめる。