この恋は制御不能です!愛を知らない冷徹社長に一目惚れされて、交際0日でプロポーズされました
着替え終わってソファに座っていると、シャワーを浴びた郁人が出てきた。
スーツに着替えた郁人は、今日もきまっている。
髪はまだセットしていないのか、前髪が下りている。
普段の七三分けでセットされた姿も、昨日のオールバックも素敵だったが、素の姿の郁人も好きだ。
結局、自分はどんな郁人も好きなのだろう。
「パンツスタイルもお似合いです」
「ありがとうございます」
エレベーターの開く音がする。
入ってきたのはスーツを着た男性だった。
男性は手に持っていたハンガー付きの黒いケースを郁人に渡すと立ち去る。
「開けてみて」
そう言われ、郁人は心音に黒いケースを渡す。
心音がチャックを開けると、そこには昨日のパーティーで着たドレスが入っていた。
ケースから出し見てみると、ワインで汚れていたはずのドレスは、シミひとつなく綺麗になっている。
「昨日の夜にクリーニングに出しておきました」
「もう、ダメかと思ってました」
諦めるしかないと肩を落としたいたが、新品同様にドレスは生まれ変わっていた。