この恋は制御不能です!愛を知らない冷徹社長に一目惚れされて、交際0日でプロポーズされました
現実的なこと、郁人がどれだけ死力を尽くそうとも、世間は放っておいてはくれないだろう。
何かよからぬことを企む人間も出てくるかもしれない。
それでも、心音を諦めきれないからここに来ている。
郁人は満に頭を下げた。
「お願いですお祖父様。彼女に会ってください。俺は、彼女以外の人を愛することはできないんです」
頭を下げ続ける郁人。
満は小さくため息をつくと、郁人の肩に手を置く。
「顔を上げなさい」
そう言われ、満に肩を掴まれながら、郁人は顔を上げる。
「分かった。会おう」
「本当ですか?」
頷く満。
満の了承に、郁人は安堵した。
「日程はお祖父様のご都合がよろしい日で構いませんので。ご連絡お待ちしてます」
「ああ、分かった」