この恋は制御不能です!愛を知らない冷徹社長に一目惚れされて、交際0日でプロポーズされました

「郁人、顔怖いでしょ?」

ルイスの言う通り、郁人は仏頂面だ。

隣に写るルイスは笑顔だというのに、郁人の表情はどこか重苦しい。

「心音は、郁人の両親のこと知っている?」
「……うん。前に郁人さんから聞いた」
「そっか。やっぱり話してるんだね……。郁人ってさ、元々はよく笑う人だと思うんだよね。だけど、両親のことがあって、笑えないんだと思う」

幼くして、最愛の両親を失った。

心音にはその悲しみを理解することはできないが、郁人の立場になって想像しただけでも、それは計り知れない悲しみだ。

「でも郁人、心音の前ではすごく優しく笑うよね」
「そ、そうかな?」
「うん、話す時の声なんかすごく穏やかだし。本当に心音が好きなんだね。

出会った時から、郁人はずっと今と変わらない。

優しくて、真っ直ぐで、恥ずかしくなるくらいに甘々。

怒った時もあるけど、それは心音を助けるためだ。
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