この恋は制御不能です!愛を知らない冷徹社長に一目惚れされて、交際0日でプロポーズされました

真剣な眼差しを向け、満と見合う郁人。

そこで控えめな咳払いが聞こえる。

「お話中、すいません」

いつからいたのか、そこには芹奈が立っていた。

芹奈は品の良い笑みを浮かべながら、郁人と満に歩み寄る。

「すいません、なかなかお戻りにならないので、気になってしまいまして」
「申し訳ない。今戻ります」

満はにこやかな笑みを浮かべて芹奈にそう言うと、部屋に戻っていく。

「俺はここで失礼させてもらいます」

そう言い、郁人は屋敷を出ようとするが、その腕を芹奈が掴んだ。

「もうお帰りになるなんて、失礼にもほどがありませんか?」
「悪いが、俺はここへ来たくて来たわけじゃない」

郁人は淡々とそう言い、芹奈の腕を振り解く。

「冷たいんですね。婚約者には、そんな素振りは見せないだろうに」

芹奈の言葉に、郁人は目を細める。
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