この恋は制御不能です!愛を知らない冷徹社長に一目惚れされて、交際0日でプロポーズされました
満は寝室でもう休んでいると使用人に止められたが、郁人は構わず寝室の扉を開けた。
大きな音を立て開いた扉に、ベッドで眠っていた満は目を覚ます。
「郁人……急にどうしたんだ」
そう言い、ゆっくりとベッドから起き上がる満。
「心音さんに何を言ったんですか?」
郁人の言葉に、満は気まずそうに視線を逸らす。
「彼女に別れようと言われました。お祖父様の仕業ですね」
急に別れを切り出すなんておかしなことだ。
昨日まで、心音は郁人と共に生きる未来を選んでくれていた。
そこに嘘も偽りもなかった。
だが目を見て、心音は確かに言った。
もう、あなたを愛していない__と。
本当にそうなら、なぜあんなに肩を震わせていた?
純真な瞳に、悲しみが浮かんでいた。
(あの言葉は嘘だ。彼女は俺を愛してくれている)
ならば考えられることは一つだけ、満が何か言ったのだ。
心音が別れを選ばざるを得ない何かを。