この恋は制御不能です!愛を知らない冷徹社長に一目惚れされて、交際0日でプロポーズされました

「答えてください、お祖父様」

満は少しの間を空けると、徐に口を開いた。

「お前と別れないなら、お前を勘当すると言った」
「……何だって?」

(だから別れようと言ったのか。……俺のために)

心音は悩んだはずだ。

苦しんだはずだ。

そして、自分にとって、最も辛い決断をした。

全てを心音に抱え込ませ、自分は何もできなかった。

自分の未熟さに、郁人に腹が立った。

「もちろん、そんなことをする気はない」
「では彼女を脅したのですね?」
「私はそういうつもりでは……」
「いいえ、そういうことです。お祖父様は、俺が憎いんですね」
「何を言って」
「でなければこんなことは出来ないはずだ……!」

苦痛に満ちた顔で声を荒げる郁人。

その目は鋭く光っていた。

その姿に満は大きく驚いた。

これほどまでに郁人が自分に怒りをぶつけてきたことがなかったからだ。
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