この恋は制御不能です!愛を知らない冷徹社長に一目惚れされて、交際0日でプロポーズされました

「イタリアへ行く前、郁人から預かってたんだ。もし、自分が今日まで戻らなかったら、心音に渡してほしいって」

日付を確認すると、チケットは今日の夕方の便だった。

「これ、今日の便だ」
「え?」

身を乗り出してきたルイスに、心音はチケットを見せる。

「本当だ。なんで今日なんだろう」
「確かに……」

イタリアに来てほしい。

そう言っているのは分かった。

だが、どうして今日だったのか。

どうして、今日、ルイスにこのチケットを渡すようにわざわざお願いして行ったのか。

考えていると、チケットの他に、もう一枚紙が入っていることに気づいた。

(手紙……?)

手紙には、郁人の流れるように美しい文字が書かれていた。

__あの場所でまた君に会いたい。

心音はハッとした。

「心音どうしたの?」

慌てて飛行機のチケットを確認する心音にルイスは不思議そうにする。
< 218 / 224 >

この作品をシェア

pagetop