この恋は制御不能です!愛を知らない冷徹社長に一目惚れされて、交際0日でプロポーズされました
美鈴は評判通り、綺麗でスタイルも良かった。
ネイルもして服装にも気を遣ってオシャレだった。
(ただ仕事をしているだけの私とは大違い……)
初めはいっぱい食べる心音を好きだと言ってくれていた康太郎。
でもそれも時が経って、目障りに感じてしまったのだろうか。
康太郎のことを考えていると、いつの間にか手が止まってしまっていた。
楽しい食事の時間に影が落ち、心音の表情も沈む。
「男らしさとか、女らしさとか、俺にはよく分かりませんけど、俺はよく食べるあなたを素敵だと思います」
無表情からは想像もつかないような優しい男性に、心音はドキっとしてしまう。
(これも、揶揄ってるのかな……)
男性はウェイターを呼び止め、メニューをもらい心音の前に置く。
「まだ食べられるようなら、好きなものを頼んで。注文は俺がするから大丈夫です」
心音がイタリア語が得意ではないことを分かってなのか男性はそう言う。