この恋は制御不能です!愛を知らない冷徹社長に一目惚れされて、交際0日でプロポーズされました

忘れるはずもない。

あの日、心音の世界は変わった。

初めての気持ちに胸を高鳴らせながらも、戸惑い、傷つくのが怖くて恋に落ちることに臆病になった。

だが、そんな心音の心を郁人の真っ直ぐな愛が溶かした。

これはもう、運命の出会いだった。

そうでなければ、こんなにも困難に耐え、郁人を愛することはない。

「本当は今日までに日本に帰りたかったんだ。でも、思ったよりも時間がかかってしまって。……だけど、やっと言える」

そう言うと、郁人はスラックスのポケットから指輪を取り出す。

それは別れを告げたあの日、心音が郁人に返したダイヤモンドの指輪だった。
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