この恋は制御不能です!愛を知らない冷徹社長に一目惚れされて、交際0日でプロポーズされました

戸惑いながらも郁人に手を引かれゴンドラ乗り場に来ると、郁人は黒と白のボーダーのTシャツを着た、スキンヘッドのおじさんに話しかける。

おじさんは郁人に気づくと、元気だったか?というように笑顔で郁人の肩を叩く。

いくつか言葉を交わすと、スキンヘッドのおじさんは心音を一瞥すると、郁人と握手をした。

「いいそうです」
「え、本当ですか?」

心音がおじさんを見ると、おじさんは笑顔を向けてくれた。

(乗れるんだ)

郁人が一体どんな手を使ったのか分からないが、おじさんは快く郁人の要望を承諾してくれたようだった。

ゴンドラは心音と郁人、二人の貸切状態で、他の乗客はいなかった。

(豪華な装飾が施されていたゴンドラに乗って観光ができるなんて、本当に素敵)

先にゴンドラに乗った郁人が、心音に片手を差し出す。心音はその手を掴むとゴンドラに乗り込む。
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