この恋は制御不能です!愛を知らない冷徹社長に一目惚れされて、交際0日でプロポーズされました
大理石でできた長さ五十メートルほどの橋をゆったりとした足取りで並んで歩く。
「橋を渡った先に、美味しいジェラート屋さんがあるんですけど、そこに行こうかと思いまして」
「ジェラート、いいですね」
「心音さんなら、そう言ってくれると思っていました」
橋を渡りジェラート屋さんを目指していて、たまたま視界に入った建物の外壁に、アルファベットが書かれているのを見つけ、心音は足を止める。【RIOTERRA】外壁には、そう書かれていた。
「あれは、何でしょうか?」
心音の視線の先、郁人は追う。
「ん? ああ、あれはRIO TERRAと読みます」
「リオ・テラ?? どう言う意味ですか?」
頭を捻る心音に、郁人は教える。
「もともと運河だったところを、埋め立てた道という意味です」
「へー……あっ、ここにも何か書かれています」
歩いていた歩道にも、アルファベッが書かれていて、心音はしゃがみ込む。
「フォンダメンタ??」
「FONDAMENTAとは、運河沿いの道という意味です」
言いながら、郁人は心音の隣にしゃがみ込む。