この恋は制御不能です!愛を知らない冷徹社長に一目惚れされて、交際0日でプロポーズされました

「ヴェネツィアの街には、こうして外壁や歩道などに名称が書かれているんです」
「知らなかったです。なんだか、宝探しみたいでワクワクしますね」
「宝探しか……そんな風に思わなかったな」

そう呟くと、郁人は立ち立ち上り、心音に片手を差し出す。

「心音さん、もっと名称を探しませんか?」

郁人の提案に、心音は笑顔で頷く。

「はいっ……!」

差し出された郁人の手を取り立ち上がる。

辺りを見回すと、他にもいくつか名称を見つけることができた。

郁人と二人で、違いを見つけるのがとても楽しくて、時間はあっという間に過ぎていく。

日が暮れる前に、郁人おすすめのジェラート屋に着いた。

そこは夫婦で経営している小さなお店だった。

ショーケースに並ぶジェラートに、心音は頭を悩ませていた。

美味しそうなジェラートがありすぎて、選べないのだ。


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